人それぞれ『今』にいたるまでには、きっと何かしらの「きっかけ」や「出会い」があったはず。
たとえば高校進学時には親のすすめにうながされたり、尊敬する先生に憧れて教師になる道を選んだり…。
こういった、自分にとって重要な「きっかけ」や「出会い」のことを、大人たちは『人生のターニングポイント』と呼んでいます。

新しくなったミラブロメディアでは、この『ターニングポイント』にフォーカスし、たくさんの人の生き方や働き方・活動について取り上げることにしました。
その目標は、なんと1万人。
ミラブロではこれを『#1万人のストーリー』と名付けました。
今回ご紹介するのは電機メーカーで働くかたわら、なんと保育士の試験に向けて勉強中だという、ずーしみ(@aka_tano_yuru)さん。
元エンジニアの彼女がなぜ保育士を目指しているのかも気になるところですが、まずは現在のお仕事についてもくわしく聞いていきましょ〜!
よろしくお願いします^^
#1万人のストーリー File No.24 ずーしみ
ーー今はどんなお仕事をしていますか?
総合電機メーカーの、広報担当をしています。
ーー具体的なお仕事内容を教えてください。
最先端の研究成果を、分かりやすく噛み砕いて原稿にして、新聞記者さんやTV局、はたまた広く一般の方に伝える仕事です。

ーーそのお仕事はどんな時にやりがいを感じますか?
世間からの反応がよく、たくさん記事にしていただいたり、問い合わせが相次いだりしたときです。
それと、研究者さんから感謝されたときです。
ーー過去にはどんなお仕事をされていましたか?
大学院で小惑星探査機はやぶさのデータ解析→エンジニアとして総合電機メーカーに入社。通信システムの設計→1人目の育休明けから、広報担当に。
エンジニアだって〜カッコいいなぁ〜
社会人1年目の出会いが自信をくれた
ーー今の活動にたどり着くまでに「ターニングポイント」となった「出来事」や「出会い」について教えてください
新社会人になって初めての上司との出会いです。
当時、完全に規格外で問題行動も多かった私に、「それでいい」と言い続けてくれました。人に認められることはこんなにモチベーションに影響するものなのかと、生まれて初めての自信を感じました。
標準から大きく超え出ているさま。 一般的な基準を外れているさま。 体格が大きな人物を「規格外の身長」などと表現したり、標準的な形でない野菜を「規格外野菜」と呼んだりする。
引用元:Weblio辞書

具体的にどんな感じで規格外だったんでしょうか?
あ、あと有給を使ってけっこう旅行もしてました
自分の意見を言えるのも良いことですが、社会人1年目ということを考えるとたしかに・・ずーしみさんトガって?たんですね(笑)
ーー今の仕事や活動をするにあたって努力したことや、身につけたスキルはありますか?
英語を勉強したり、ビジネススクールに通ったりしましたが、一番役にたっているスキルは日々の仕事生活で培われた「コミュニケーションスキル」です。
周囲とのコミュニケーションを重ねられる組織は強いと思います。
夢破れてからが勝負!
ーー今の活動は、子どもの頃に好きだったことと関連性があると思いますか?具体的なエピソードがあれば教えてください
関連性がありません。
小さな頃は、宇宙飛行士や発明家にあこがれていましたが、その夢は破れました。
ただ、だからといって人生あきらめるつもりはなく、むしろ夢破れてからが勝負だと思っています。
階段をのぼる過程も楽しんでいきます!
「夢破れてからが勝負」ですよ、そこの奥さん!
(自分に言ってますw
年齢は、自分でつくるもの。
「もう37歳」とおもうのか、
「まだ37歳」とおもうのか、決めるのは自分^^
— ずーしみ@やりたいように生きる (@aka_tano_yuru) January 18, 2019
趣味の領域を超えていく
ーー趣味はありますか?今後それを仕事にしたいと思いますか?
読書(勉強)、旅行、親しい友達との飲みです。
それと、今は子供との時間をとても大切にしたいと思っています。
子供が自立した頃、私の趣味はどんどん趣味の領域をこえ、仕事になってゆきます。
ーー今後やりたいことや目標があれば教えてください
子育てしているうちに、子供の発達心理にとても関心を持つようになりました。
今、独学で保育士試験の勉強をしています。試験が合格したら、発達障害者向け幼児教育の会社などで働きたいと思っています。

2度目のターニングポイント
子どもの発達心理に関心をもつようになったキッカケって何かあったんですか?
その上、自分の思いを周りに言うこともできず。。
いつの間にか、やろうともせず「できない、できない」と連発するようになって、どうしようかとかなり悩んだ時期がありました。
そうしたら「視覚優位」で、耳で情報を聞き取る力が弱いという個性があると分かりました。
視覚的に全体をイメージできるから、一度にたくさんの情報を処理する能力もあると聞いたことがあります。
視覚優位だと分かったとたん、身支度などを全て写真で伝えるようにしてくれて、一気にできることが増えました。
さらに保育園の先生のすすめもあって、「自信をつけさせよう!」と4歳の頃まだお友達が誰もやってなかったサッカーを始めました。

お子さんの成長や個性にしっかり向き合ったこと、
特性に対して適切な手立てをしてくれた保育園の先生との出会い、
そこから発達心理に関心をもつようになったんですね
嵐・大野くん風に言うと・・「違う景色が見てみたい」んです。
関心のあることやから勉強も楽しくがんばれるんやなぁ〜〜
ーー読者(悩める中高生)へのメッセージをお願いします!
今、楽しいと思うことに全力でのぞんでください!
そして、いくつもの点と点がいつか繋がると信じてくださいね。
もし今、心から楽しいと思うことに出会えてなければ、とにかくたくさんの本を読んではいかがでしょうか!
編集後記
バリバリ仕事をしてキャリアを積みながらも、これまでとは全く違う分野に挑戦しているずーしみさん。
関心のあることに対してどこまでもどん欲な姿は、研究者や発明家ともダブります。
夢破れたとしても、その「職業の人」になれなかっただけで、自分があこがれる人に近づくことは何歳からだってできるんですよね。
ずーしみさんのように、大人になってからでも、結婚後や子どもができた後でも、やりたい事が見つかったり夢が変わったりするのはよくある事です。
ターニングポイントはいつ来るか分からない。
いつか自分の「好き」が見つかったときに、挑戦する勇気と即行動する意識を子どものうちから身につけておくといいのかもしれません。
筆者:るいるい
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