人それぞれ『今』にいたるまでには、きっと何かしらの「きっかけ」や「出会い」があったはず。
たとえば高校進学時には親のすすめにうながされたり、尊敬する先生に憧れて教師になる道を選んだり…。
こういった、自分にとって重要な「きっかけ」や「出会い」のことを、大人たちは『人生のターニングポイント』と呼んでいます。

新しくなったミラブロメディアでは、この『ターニングポイント』にフォーカスし、たくさんの人の生き方や働き方・活動について取り上げることにしました。
その目標は、なんと1万人。
ミラブロではこれを『#1万人のストーリー』と名付けました。
『#1万人のストーリー』30人目はITエンジニアのVTRyo (リョウ)さん(@3s_hv)をご紹介。
ITエンジニアとしてサービス開発をしながら、執筆業も積極的に活動中と2つの顔を持っているVTRyoさん。
「どうして2つの顔を持つことになったのか」「それぞれの仕事のやりがい」「今後の夢について」など話をお聞きしました。
#1万人のストーリー File No.VTRyo (リョウ)

ーー今はどんなお仕事をしていますか?
後世にも残るような仕事をしたいと思い、ITエンジニアとしてサービス開発しています。 また、趣味で同人小説(技術書典)を書いてお金をいただいています。
ーー具体的なお仕事内容を教えてください。
本業は、五反田のスタートアップの株式会社マツリカにてエンジニアをしています。
それから、執筆業では同人誌を技術書典というイベントで毎回販売しています。
はじめて出版した本では、自分たち(5名で執筆)が書いた技術合同誌が600冊以上も売れました。

ーーそのお仕事はどんな時にやりがいを感じますか?
本業のエンジニアでは、
- 自分がどんどんできるようになった瞬間
- 自分がつくった機能が決め手で売れたとき
- ユーザからお褒めの言葉をもらったとき
- ユーザの役に立てたとき
執筆業では、
- 自分が書いたもので誰かの心を動かしたとき
- 泣いてくれたとき
- 次回もたのしみにしてるよ!といわれたとき
- たくさんお金が口座に入ってきたとき
ーー過去にはどんなお仕事をされていましたか?
大学で心理学専攻→2015年 卒業→2015年4月〜2017年1月 SES企業(システムエンジニアリングサービス)でインフラエンジニア→2017年2月〜2018年4月 Web系企業でインフラエンジニア→2018年5月〜 五反田スタートアップ企業でプログラマ 兼 広報 兼 小説家 と、最初からITエンジニアとして仕事していましたが、大学卒業までまったくITのことは知りませんでしたね(笑)
留学先でわかったコミュニケーションの「楽しさ」

ーー今の活動にたどり着くまでに「ターニングポイント」となった「出来事」や「出会い」について教えてください
もともと引っ込み思案で、人前どころか友達もほとんどいない人間でした。 3年間皆勤して誰よりも学校に居たはずなのに、高校時代のいい思い出がほとんどありません。修学旅行もぼっちの寄せ集めグループで行きました。
ひょんなことから大学時代にカナダ留学をすることになり、心理学を学びました。 日本語なんて全く通じないし英語も大したことないので、身振り手振りでなんとかコミュニケーションを頑張ったら、ホームステイ先で一緒に住むことになったロシア人のお兄ちゃんと仲良くなったんですよね。その人は日本史が好きで、僕が知っている武将の名前を言っていくだけで喜んでくれたんです。 それがなんというか、とても楽しかった。
って思ったらとても楽しくなったんです。 言葉が通じないところで、こうして『楽しい』を共有すれば友達になれる。 だったら日本語が通じる日本ならもっとできる、と思ったのです。 それが僕の最初のターニングポイントでした。
ーー今の仕事や活動をするにあたって努力したことや、身につけたスキルはありますか?
ITエンジニアは新しいことや知らないことがほんとうにたくさんあります。 それらを常に知っていくこと、体得していくことはずっと必要です。 はっきり言えば「勉強し続けること」が求められます。
パソコンで小説を書いていた経験が今に繋がる
ーー今の活動は、子どもの頃に好きだったことと関連性があると思いますか?具体的なエピソードがあれば教えてください
大いにあると思います。 色んなことをやって、遠回りしてきましたが結局今『パソコン』『小説』に行き着いています。
小学生のときパソコンで小説を書いていたのです(当時はインターネットにつながっていないワープロというやつ) そのときの趣味が今になって仕事になっちゃってますね。
好きなら誰になんと言われようと続けてみると、絶対いいことありますよ。
ーー趣味はありますか?今後それを仕事にしたいと思いますか?
小説書くのが趣味でした。もう仕事になってしまってますね。 無意識に仕事になるように仕向けたのかもしれないです。
ーー今後やりたいことや目標があれば教えてください
ITエンジニアとして生きてるので、自分の名前を残していきたいですね。 そんな大きなこと―って思うかもしれないですが、サービス開発以外のこともやっていると案外名前は知られていきます。
なんかかっこつけたこと言ってますが、単純に昔ぼっちで忘れられがちだったからその反動かもしれません。
ーー読者(悩める中高生)へのメッセージをお願いします!
彼女どころか友達もいない鬱屈とした人生をお過ごしのあなた。
いいですね、もうそのまま鬱々としてて大丈夫です。
あなたは学校という狭い世界に苦しんでいるだけなんです。
そこから出て、新しい世界に飛び出してしまえばほら簡単。
今までのつまらない人生が嘘のように、自分に合った世界観はあなたを変えてくれます。
自分を認めてくれる人が必ずいます。学校には居ないだけです。諦めましょう。
鬱々としたその日々は、かならず未来の自分に力をくれます。振れ幅がエグすぎて自分でも楽しくなります。
どうか諦めずに、ぬくぬくでもいいから生きてください。
最近のIT企業は家で仕事もできるし、副業も当たり前のように認めてくれるところが多いです。 好きなライフスタイルで働きたいなーって人は案外目指す価値があるかも!?
僕と会社のインタビュー記事です。
編集後記
ITエンジニアと執筆活動と2つの活動をされているVTRyo (リョウ)さん。
ついつい「2つも仕事していて大変そう・・」と思ってしまいがちですが、VTRyoさんの場合は2つとも「好きなこと」「趣味」だったから楽しく活動されています。
なかなか自分の「好きなこと」や「趣味」を仕事にするのは難しかったりもしますが、今の時代はインターネットやSNSを上手に使えば絶対に無理ということはありません。
「どんなことでも最初から諦めずにチャレンジしてみることが大切だ」とあらためて思いました。
筆者:福ちゃん
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