キミの仕事は、キミが知っている情報の中から選ばれる




まんが制作:うみこ
「未来のブロガー発掘プロジェクト」だった理由
子どもたちの憧れの仕事としてNo.1にまでのぼりつめた「Youtuber」。
きっとこれを読んでいるみなさんの中にも「好きなこと」を仕事にしたいと考えてYoutube配信をやってみた人・やっている人もいるのでは?
でもちょっとまって。
「好きなこと」を仕事にできるのは、Youtuberだけなの?
上の漫画にもあるように、動画をとるには機材や静かな環境など、いろいろな準備が必要。
でも文字を打つだけであれば、どこにいてもどんな環境でも、スマホひとつで(もしくはガラケーだって!)作品が完成するんだ。
それを仕事にしているのが「ブロガー」と呼ばれる人たち。

これまでミラブロでは、この「ブログ」を手段に自分の考えをアウトプットすることを、中高生のキミたちへオススメしてきた。
そして、このメディアが素敵なブロガーを生み出すきっかけになれたらいいなと考えて『未来のブロガー発掘プロジェクト』と名付けたんだ。
▼保護者向けに書いた記事はこちら

ミラブロが突然リニューアル!その理由とは
このメディアを運営して2カ月経とうとしていたある日、私たちはとても重要なことに気づいたんだ。それは『やりたいことや、好きなことが分からない中高生めっちゃ多いじゃん!』ということ。
自分の好きなことや得意なことが分からなければ、ブログをオススメしたところで何を書いたらいいか分からないよね・・・。
そこでミラブロは思い切って、発信する内容をガラッと変えることにしたんだ。
もっとキミたちの声に寄り添うために。

やりたいことがみつからなくても、今この瞬間を楽しんでほしい
Youtuber以外にも「好きなこと」を仕事にしている人は、世の中にものすごくたくさんいる。たとえばどんなものがある?
「それ」を語り合うよりも先に、今みんなに考えてほしいことがあるんだ。

これはあくまでミラブロで考えた仮説だけれど、子どもの頃に「好きなこと」や「得意なこと」があった人より、それを分からないまま大人になった人のほうが多いんじゃないか?ということ。
ほとんどの大人が「自分は何が好きなのか」「本当は何をしたいのか」分からないなりに、その時その時を(迷いながらも)前に進んできた。
そして前に進みながら、何かの「きっかけ」や「出会い」がヒントになって『今』に行き着いたんじゃないかな。もしかしたら、キミたちのお父さんやお母さんも。
こういう、自分にとって重要な「きっかけ」や「出会い」のことを、ターニングポイントっていうんだ。
新しくなったミラブロのコンセプト
そんなわけでミラブロでは、今後の活動方針をこんなふうに決めたんだ。
①1万人の大人(や同世代)のターニングポイントを知る・伝える
②「好き・得意・強み」をいかせる仕事の“つくり方”を考える
③中高生のリアルな悩みに寄りそって、一緒に解決する
①1万人のターニングポイントを知る・伝える
ターニングポイントというのは、さっきも書いたとおり自分自身にとって重要な「出会い」や「きっかけ」のこと。
ミラブロでは、たくさんの大人たちを『今』に導いたターニングポイントがどんなことだったのかを調べて、#1万人のストーリー としてまとめることにしたんだ。
もしかしたら、それがみんなが未来に進むためのヒントになるかもしれないし。
②「好き・得意・強み」をいかせる仕事の“つくり方”って?
それに対して「すでにやりたいことが見つかっている」という人だってたくさんいるんじゃないかな。
でも、ここでもまた考えてみてほしい。
今キミが目指している職業って、キミたちが大人になる数年後にも必ずあると言えるのだろうか。
キミたちが知っている“職業”以外に、その「好き・得意」を活かせる仕事や生き方って存在しないのかな?
これからの未来は、きっとこれを書いている2019年の1月現在にある仕事だけではなくなっていて、自分が仕事(やアイディア)を生み出すチカラというのも求められるようになってくる。
それは、今すでに存在している仕事の中でも言えることだよ。誰かに指示された仕事だけをやるような時代ではなくなってくるはずだから。
ミラブロがクリエイターとコラボする理由
ミラブロには今、5人のクリエイター(デザイナーやイラストレーター)が参加しているんだけど、この5人も悩みながら「好き・得意」を仕事にしはじめた人たちなんだ。

にも関わらず、こういった「クリエイティブ」な仕事って、その価値を正しく認められることが難しいとも言われている。
キミたちの中にも『「将来は漫画家になりたい!」と親に話したら反対された・・・』なんて経験をした人もいるかもしれないよね。
それくらい「絵はお金にならない」「作品が評価されにくい」と思われている仕事なんだ。
でもさ、そんなのおかしくない?
誰かの役に立っているのに、なぜ“その人にしか生み出すことのできない作品”への価値が評価されにくいんだろう・・・。
だからミラブロでは、これから一人前のクリエイターとして活動していきたいと考えている人たちが、それぞれの価値をアピールできる場所を提供したいと考えたんだ。
そうすることでキミたちにもクリエイティブな仕事の魅力に気づいて欲しいし、なにより、「好き・得意」が本当に仕事につながるんだということも知って欲しいと思っているよ。


③中高生のリアルな悩みに寄りそって、一緒に解決する
3つ目の柱はコレ。
ミラブロが最初に取り組んだ課題は「SNSやブログを禁止されている中学生が、どうやったら親を説得できるのか?」ということだった。
これは今も実際に起きているリアルな問題で、中高生のみんなは、ブログやSNSの魅力・活用のメリットをよくわかっている。それなのに、親が反対しているというケースがものすごく多いよね。
「リアルな悩み」の1つ目は、そういうSNSやスマホにアレルギー反応のある保護者への情報提供。どこの家庭にも起こりうるリアルな課題に寄り添って、解決の手段を考えてみようっていうことになったんだ。1人の悩みや問題を解決することで、きっとほかの誰かにも役立つはずだから。
そして「リアルな悩み」の2つ目として、中高生が何気なく抱く疑問や不安。たとえば「勉強って何のためにするの?」とか「何もやりたいことがないのに、進路なんて分かんない」と思っている人は多いと思う。これってきっと正解はないものだと思うけど、正解がないなりに、一緒に考えていきたいと思っているんだ。
もしかしたらどんなに素敵でわかりやすい記事を書いたところで、すぐにキミの問題解決には結びつかないかもしれないけれど、いつか何かのタイミングでヒントになったり、そういう考えの大人がいたって思い出してもらえたらいいな。
保護者のみなさまへ
このサイトを訪れてくださった中高生の保護者のみなさま。今どのようなお気持ちでここをお読みいただいているでしょうか。
ミラブロでは『インターネットに関わることで危険な思いをさせたくない』とお考えの保護者のみなさまにも、安心して子ども達の活動を見守っていただきたいたいと考えています。

学校現場でもインターネットリテラシーを高めるための指導や講演・研修会を行っていますが、ミラブロでは、今ココで実際に起きているリアルな課題をひとつずつ紐解き、解決に向けてお手伝いをします。
そのためには、同じ世代の子ども達のリアルな声が必要で、そういった子ども達をもつ保護者のみなさまからのご意見もお聞かせいただきたいのです。
気になることや心配ごと、ミラブロで取り上げてほしいテーマなどがあれば、お気軽にミラブロメディア編集室へお問い合わせください。
ぜひ一緒にミラブロを創っていきましょう!